このプロジェクトは、横浜市が時限立法として進める「横浜緑アップ推進政策」の一環として、関内地区で、町内会、自治会、まちづくり振興会が連合で「緑アップ推進会」を立ち上げ、緑によるまちづくりを行っているものである。
関内地区は、明治の開港以来の横浜の中心地であり、歴史的建造物も多く、風格と趣ある地域として有名であるが、近年は、老朽化した建物や空地も目立ちはじめ、昔に比べて活気がやや失われつつある。また、2020 年に横浜市庁舎のみなとみらい地区への移転が決定しており、さらなる空洞化が懸念されている。
こうした背景から、地域住民が、まちづくりとして、地区の様々な場所へ緑化を行うことで、地区の風格を維持しながら、華やかさを演出・維持し、さらに花植を通じた交流を図る緑化活動をはじめている。
私たちは、これまでに地域緑化のための調査、企画・立案、協議、設計、さらに住民の花植交流会の実施などをお手伝いし、道路などの緑化の他に、壁面緑化や、地区内に増えているコインパーキングへの緑化を逐次計画中である。
2016年度は、第一弾として、地区の北端で、日本郵船、横浜税関などが面する海岸通に植栽プランター 40 基を設置した。
名称 | 横浜関内地区市街地緑アップ計画 |
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完成 | 2017年(第一期) |
概要 | デザイン、企画、設計 |
所在地 | 横浜市中区関内地区 |
事業主 | 関内地区市街地緑アップ推進会 |
面積 | - |
関連 | 関内まちづくり連合会、横浜コミュニティデザインラボ、石井造園(株)、(株)山手総合研究所 |